出っ歯は、上顎前突とも呼ばれ、上の前歯や上顎が前に出ている状態です。見た目が気になるだけでなく、口が閉じにくい、噛み合わせが悪いなど、機能的な問題も引き起こします。ゆいファミリー歯科矯正歯科では、出っ歯の原因を詳しく診査し、お子様から大人の方まで、一人ひとりに合わせた矯正治療を提供しております。高槻市で出っ歯にお悩みの方は、ぜひご相談ください。
当院の出っ歯治療における特徴

歯性と骨格性の正確な診断
出っ歯には、歯だけが前に傾いている歯性のものと、上顎の骨自体が前に出ている骨格性のものがあります。また、下顎が小さいために相対的に上顎が出て見える場合もあります。
当院ではレントゲン撮影による骨格分析を行い、出っ歯の原因を正確に診断いたします。原因によって治療方法が異なるため、この診断が非常に重要です。
成長を利用した小児矯正
お子様の場合、顎の成長期に治療を開始することで、骨格的な改善も期待できます。上顎の成長を抑制したり、下顎の成長を促進したりすることで、より良い結果を得られます。
成長期を逃すと、大人になってから外科手術が必要になることもあります。適切なタイミングでの治療開始が重要です。
抜歯・非抜歯の慎重な判断
出っ歯の治療では、抜歯が必要かどうかが重要な判断となります。当院では、前歯の突出度、口元の突出感、歯を並べるスペースの不足量などを総合的に評価し、抜歯の必要性を判断いたします。
できるだけ歯を抜かずに治療することを目指しますが、口元をきれいに仕上げるために抜歯が必要な場合もあります。患者様と十分に相談しながら決定いたします。
様々な装置から選択可能
当院では、従来のワイヤー矯正だけでなく、透明なマウスピース型矯正装置もご用意しております。患者様のライフスタイルやご希望に応じて最適な装置をご提案いたします。
前歯だけの軽度な出っ歯であれば、部分矯正で対応できることもあります。
口元の美しさを追求
出っ歯の治療では、歯並びを整えるだけでなく、横顔のライン(Eライン)を美しく仕上げることも重要です。当院では、治療後の口元の美しさを予測しながら治療計画を立案いたします。
出っ歯とはどのような状態か
出っ歯は上顎前突とも呼ばれ、上の前歯や上顎が前に出ている状態です。正常な噛み合わせでは、上の前歯が下の前歯より2〜3ミリ前に出ていますが、出っ歯ではこの距離がもっと大きくなっています。
出っ歯にはいくつかのタイプがあります。
歯性の出っ歯は、上顎の骨の位置は正常ですが、上の前歯だけが前に傾いている状態です。比較的軽度の出っ歯に多く、矯正治療で改善しやすいタイプです。
骨格性の出っ歯は、上顎の骨自体が前に出ている状態です。遺伝的な要因が大きく、重度の場合には外科的矯正治療が必要になることもあります。
下顎が小さいタイプは、上顎は正常ですが、下顎が小さいために相対的に上顎が出て見える状態です。このタイプは、下顎の成長を促す治療が効果的です。
これらが組み合わさっていることも多く、歯も前に傾いており、骨格的にも上顎が前に出ているというケースもあります。
出っ歯の程度も様々で、軽度のものから重度のものまであります。軽度の場合は数ミリの突出ですが、重度の場合には1センチ以上前に出ていることもあります。
出っ歯は日本人に多く見られる不正咬合の一つです。欧米人に比べて顎が小さく、鼻が低い傾向にあるため、前歯の突出が目立ちやすいのです。
出っ歯の原因について

出っ歯になる原因は遺伝的な要因と環境的な要因があります。
遺伝的な要因が大きく、両親のどちらかが出っ歯である場合、お子様も出っ歯になる可能性が高くなります。顎の大きさや形、歯の大きさ、顔の骨格は遺伝的に決まる部分が多いためです。
指しゃぶりは出っ歯の大きな原因の一つです。長期間にわたって指しゃぶりを続けていると、指で前歯を押す力が加わり続けるため、前歯が前方に傾斜します。3歳から4歳までに指しゃぶりをやめることが望ましいとされています。
舌突出癖も出っ歯の原因となります。飲み込むときや話すときに舌を前に出す癖があると、持続的に前歯が押されることで、徐々に前歯が前に出てきます。
口呼吸の習慣も出っ歯に関係しています。鼻呼吸ではなく口呼吸をしていると、舌の位置が下がり、上顎の成長に影響を与えます。また、口が開いていることで、唇による前歯を押さえる力が働かず、前歯が前に出やすくなります。
下唇を噛む癖も、上の前歯を前に押し出す力となり、出っ歯の原因になります。
乳歯の早期喪失も影響します。虫歯などで乳歯を早く失うと、永久歯が生えるスペースが不足し、前歯が前方に出てしまうことがあります。
顎の成長のアンバランスも原因です。上顎が過剰に成長したり、下顎の成長が不十分だったりすると、出っ歯になります。
出っ歯を放置するとどうなるのか
出っ歯を放置すると様々な問題が生じる可能性があります。
見た目の問題は多くの方が気にされる点です。横顔で口元が突出して見えたり、笑ったときに前歯が目立ったりします。これがコンプレックスになり、人前で笑うことや話すことに消極的になることもあります。
口が閉じにくいという問題もあります。前歯が出ているため、唇を閉じようとすると顎に力が入り、梅干しのようなシワができることがあります。常に口が開いている状態になりやすく、口呼吸になりがちです。
口腔内が乾燥しやすくなります。口呼吸により口の中が乾くと、唾液の働きが十分に発揮されず、虫歯や歯周病、口臭のリスクが高まります。
前歯が傷つきやすくなります。出っ歯の方は、転倒したときなどに前歯をぶつけやすく、歯が欠けたり折れたりするリスクが高くなります。
噛み合わせが悪くなります。前歯で食べ物を噛み切ることが難しく、奥歯だけで噛むことになるため、奥歯に過度な負担がかかります。
発音に影響が出ることもあります。サ行などの発音が不明瞭になったり、話すときに空気が漏れたりすることがあります。
顎関節への負担も懸念されます。噛み合わせのバランスが悪いと、顎の関節や筋肉に過度な負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。
お子様の場合、成長とともに出っ歯が悪化することがあります。特に骨格性の出っ歯は、成長期に上顎の過成長や下顎の成長不足により、さらに症状が進行することがあります。
出っ歯の治療方法

出っ歯の治療方法は、年齢や原因、程度によって異なります。
お子様の早期治療
お子様の場合、顎の成長期に治療を開始することで、骨格的な改善も期待できます。
上顎の成長を抑制する装置として、ヘッドギアを使用することがあります。主に就寝時に装着し、上顎が前に成長しすぎるのを抑えます。見た目が目立つため嫌がるお子様もいますが、骨格性の出っ歯には非常に効果的です。
下顎の成長を促進する装置として、バイオネーターなどの機能的矯正装置を使用します。下顎を前方に位置させた状態で固定することで、下顎の成長を促します。
これらの装置は成長期にしか効果がないため、適切なタイミングでの治療開始が重要です。一般的には8歳から12歳頃が治療の開始時期となります。
永久歯列の矯正治療
永久歯が生え揃った後や大人の方の出っ歯治療では、ワイヤー矯正やマウスピース型矯正装置を使用します。
非抜歯治療では、歯列を後方に移動させたり、横に広げたりすることで、前歯を後ろに下げます。軽度から中等度の出っ歯で、口元の突出感が少ない場合に適しています。
抜歯治療では、通常小臼歯(前から4番目または5番目の歯)を抜歯し、そのスペースを利用して前歯を大きく後ろに下げます。中等度から重度の出っ歯や、口元の突出感が強い場合に適しています。
抜歯をすることで、横顔のライン(Eライン)を美しく仕上げることができます。抜歯が必要かどうかは、前歯の突出度、口元の突出感、患者様のご希望などを総合的に判断して決定します。
ワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーの力で歯を動かします。最も確実に歯を動かせる方法で、重度の出っ歯にも対応できます。目立たない白いブラケットやワイヤーを使用することもできます。
マウスピース型矯正では、透明なマウスピースを使用して歯を動かします。装置が目立たず、取り外しができるというメリットがあります。軽度から中等度の出っ歯であれば対応できることが多いです。
前歯だけの軽度な出っ歯であれば、部分矯正で対応できることもあります。全体矯正に比べて治療期間が短く、費用も抑えられます。
外科的矯正治療
重度の骨格性の出っ歯で、矯正治療だけでは十分な改善が見込めない場合には、外科的矯正治療が適応となることがあります。
まず矯正治療で歯を並べた後、手術で上顎の骨を後方に移動させるか、下顎の骨を前方に移動させます。手術後、再度矯正治療を行い仕上げます。
外科的矯正治療が必要な場合には、口腔外科との連携が必要となります。当院では必要に応じて専門の医療機関をご紹介し、連携して治療を進めてまいります。
習癖の改善
舌突出癖や口呼吸などの習癖がある場合には、その改善も治療の一環として行います。習癖を改善しない限り、矯正治療をしても再び出っ歯になってしまう可能性があります。
よくある質問
出っ歯の治療はいつ頃から始めるのが良いですか?
お子様の場合、前歯が生え変わる6歳から8歳頃に一度検査を受けることをお勧めします。骨格性の出っ歯であれば、8歳から12歳頃に成長を利用した治療を開始すると効果的です。歯性の出っ歯であれば、永久歯が生え揃ってから治療を開始しても十分に改善できます。大人の方でも矯正治療は可能ですので、年齢を理由に諦める必要はありません。まずは診察を受けて、最適な治療開始時期をご相談ください。
出っ歯の治療では必ず抜歯が必要ですか?
必ずしも抜歯が必要というわけではありません。軽度から中等度の出っ歯で、口元の突出感が少ない場合には、歯を抜かずに治療できることがあります。ただし、重度の出っ歯や口元の突出感が強い場合には、抜歯を伴う治療の方が、より良い結果が得られることが多いです。抜歯をすることで、横顔のラインを美しく仕上げることができます。抜歯が必要かどうかは、精密検査の結果をもとに判断し、詳しくご説明いたします。
出っ歯の治療期間はどのくらいかかりますか?
治療期間は出っ歯の程度や治療方法によって異なります。お子様の早期治療では1年から2年程度、永久歯列の矯正治療では2年から3年程度が目安です。部分矯正であれば数ヶ月から1年程度で治療が完了することもあります。治療後には保定期間が必要で、これには通常2年以上かかります。詳しい治療期間については、検査・診断の際にお伝えいたします。
大人でも出っ歯は治りますか?
はい、大人の方でも出っ歯を改善することは可能です。矯正治療により、歯を動かして出っ歯を改善できます。ただし、大人の方の場合、顎の成長が終わっているため、お子様のように骨格的な改善を図ることは難しくなります。重度の骨格性の出っ歯の場合には、外科的矯正治療が必要になることもあります。まずは検査を受けていただき、どのような治療が適しているかを診断させていただきます。
出っ歯の治療費はどのくらいかかりますか?
矯正治療は基本的に自費診療となります。お子様の早期治療で30万円から50万円程度、永久歯列の全体矯正で70万円から100万円程度が一般的な目安です。部分矯正であれば、全体矯正より費用を抑えられます。マウスピース型矯正の場合も、症例によって費用が変わります。外科的矯正治療が必要な場合には、条件を満たせば保険適用となることもあります。詳しい費用については、精密検査後の診断時にお見積もりをお出しいたします。