歯の外傷は、転倒や衝突、スポーツ中の事故などで、歯や歯茎、顎に怪我を負うことです。お子様は遊んでいる最中や運動中に転んで歯をぶつけることが多く、適切な処置が必要です。ゆいファミリー歯科・矯正歯科では、歯の外傷に対して迅速に対応し、できる限り歯を保存できるよう最善を尽くしております。高槻市で歯をぶつけた、歯が欠けた、抜けたなどの緊急時には、すぐにご連絡ください。
当院の外傷治療における特徴

迅速な対応体制
歯の外傷は、時間との勝負です。特に歯が抜けてしまった場合、処置が早ければ早いほど、歯を元に戻せる可能性が高まります。当院では、外傷の患者様を優先的に診察し、迅速に対応いたします。
診療時間外でも、緊急の場合にはできる限り対応いたしますので、まずはお電話でご連絡ください。適切な応急処置の方法もお伝えいたします。
総合的な診断と治療
歯の外傷では、見た目には問題がなくても、歯の神経や歯根、顎の骨に損傷があることがあります。当院では、レントゲン撮影などの詳細な検査を行い、見えない部分の損傷も見逃さないよう注意深く診断いたします。
歯だけでなく、歯茎、唇、顎など、お口全体の状態を確認し、必要な処置を行います。
乳歯と永久歯それぞれに適した治療
乳歯の外傷と永久歯の外傷では、治療方針が異なります。乳歯の場合、永久歯への影響を最小限にすることを優先します。永久歯の場合、できる限り歯を保存することを目指します。
お子様の年齢や歯の状態に応じて、最適な治療方法をご提案いたします。
長期的なフォロー体制
歯の外傷は、受傷直後だけでなく、数ヶ月から数年後に問題が現れることがあります。神経が死んでしまう、歯の根が吸収される、歯の色が変わるなどの変化が起こる可能性があります。
当院では、外傷後も定期的に経過観察を行い、問題があれば早期に対応いたします。長期的な視点でお子様の歯を見守ってまいります。
外傷予防のアドバイス
スポーツをされるお子様には、マウスガードの使用をお勧めしております。マウスガードは、歯や顎への衝撃を和らげ、外傷のリスクを大幅に減らすことができます。
当院では、お子様に合わせたマウスガードの作製も行っております。市販のものに比べて、フィット感が良く、効果的に歯を守ることができます。
歯の外傷の種類について
歯の外傷には、様々な種類があります。
歯の破折(歯が欠けた・折れた)
歯の一部が欠けたり、折れたりした状態です。破折の程度によって、さらに分類されます。
エナメル質破折は、歯の表面のエナメル質だけが欠けた状態です。比較的軽度の外傷で、痛みがないこともあります。欠けた部分を詰め物で修復します。
象牙質破折は、エナメル質の下の象牙質まで欠けた状態です。冷たいものや温かいものがしみることがあります。神経に近い部分が露出していると、痛みが強くなります。欠けた部分を詰め物やかぶせ物で修復します。
歯髄露出は、歯の神経(歯髄)まで露出してしまった状態です。激しい痛みを伴うことが多く、早急な処置が必要です。露出した神経を保護する処置や、場合によっては神経を取る治療が必要になります。
歯根破折は、歯の根が折れてしまった状態です。レントゲンを撮らないと確認できないことが多いです。破折の位置や程度によって、治療方法が異なります。残念ながら、抜歯が必要になることもあります。
歯の脱臼(歯がぐらぐらする・動いた)
歯を支える組織が損傷し、歯が動くようになった状態です。
亜脱臼は、歯がぐらぐらと動くようになった状態です。歯と骨をつなぐ歯根膜が損傷しています。固定することで、元の状態に戻ることが多いです。
挺出は、歯が通常より長く見える状態です。歯が骨から引っ張り出されるように動いてしまっています。元の位置に戻して固定します。
側方脱臼は、歯が横にずれてしまった状態です。前後左右のいずれかの方向に動いています。元の位置に戻して固定しますが、周囲の骨も損傷していることが多いため、治癒に時間がかかります。
陥入は、歯が骨の中に押し込まれてしまった状態です。歯が短く見えたり、全く見えなくなったりします。乳歯の場合、自然に再び出てくることを待つこともあります。永久歯の場合、矯正的に引っ張り出す治療が必要になることがあります。
完全脱落(歯が抜けた)
歯が完全に抜け落ちてしまった状態です。最も重篤な外傷の一つです。
永久歯が完全に抜けた場合、迅速な対応により、歯を元の位置に戻せる可能性があります。抜けた歯の取り扱い方法が非常に重要です。
乳歯が完全に抜けた場合、元に戻すことはしない場合が多いです。乳歯を元に戻すと、下に待機してある永久歯に悪影響を及ぼす可能性があるためです。
軟組織の損傷
歯茎、唇、舌、頬の内側などが切れたり、擦りむけたりした状態です。
裂傷は、組織が切れてしまった状態です。縫合が必要になることもあります。
挫傷は、組織が傷ついて腫れている状態です。圧迫止血などの処置を行います。
顎の骨の骨折
強い衝撃により、顎の骨が折れてしまうこともあります。口が開かない、噛み合わせがおかしい、激しい痛みがあるなどの症状が見られます。
この場合は、口腔外科など専門医療機関での治療が必要になります。当院では、適切な医療機関をご紹介いたします。
当院で行う外傷治療の流れ

外傷の種類や程度に応じて、様々な治療を行います。
詳細な検査
まず、お口の中を詳しく観察します。歯の状態、歯茎の状態、噛み合わせなどを確認します。
レントゲン撮影を行い、歯の根や顎の骨の状態を確認します。見た目には問題がなくても、内部で破折や損傷があることがあります。
必要に応じて、歯の神経が生きているかどうかを確認する検査も行います。
歯の破折の治療
欠けた部分が小さい場合には、コンポジットレジンという歯の色に近い樹脂で修復します。1回の治療で完了することが多いです。
欠けた部分が大きい場合や、神経に近い部分が露出している場合には、かぶせ物での修復が必要になることがあります。
神経が露出してしまった場合には、神経を保護する処置を行います。ただし、汚染がひどい場合や、時間が経過している場合には、神経を取る治療が必要になることもあります。
歯根が破折している場合、破折の位置や程度によって治療方法が異なります。根の先端付近の破折であれば、経過観察で治癒することもあります。根の中央や上部での破折の場合、残念ながら抜歯が必要になることが多いです。
歯の脱臼の治療
位置がずれてしまった歯を、元の正しい位置に戻します。麻酔を使用することで、痛みを感じずに処置を受けていただけます。
歯を元の位置に戻した後、固定します。隣の歯と一緒に、ワイヤーやレジンで固定することが一般的です。固定期間は、損傷の程度によって異なりますが、通常2週間から数ヶ月です。
固定期間中は、柔らかい食べ物を選び、固定している歯で硬いものを噛まないようにしていただきます。
完全脱落の治療(再植)
永久歯が完全に抜けた場合、条件が良ければ、歯を元の位置に戻す再植を行います。
抜けてから30分以内であれば、成功率が高くなります。また、歯の保存状態が良いことも重要です。
歯を元の位置に戻し、固定します。固定期間は通常2週間から4週間程度です。
再植後、神経が死んでしまうことが多いため、後日、根管治療が必要になることがあります。
軟組織の損傷の治療
歯茎や唇などが切れている場合、縫合が必要になることがあります。
傷口を洗浄し、消毒した後、縫合します。抜糸は通常1週間後に行います。
感染予防のため、抗生剤を処方することもあります。
経過観察
外傷の治療後は、定期的に経過観察を行います。
固定した歯が元の位置に安定しているか、神経が生きているか、歯の根が吸収されていないかなどを確認します。
受傷後すぐには問題がなくても、数ヶ月から数年後に変化が現れることがあるため、長期的なフォローが必要です。
よくある質問
歯をぶつけたけれど、見た目には問題がありません。受診は必要ですか?
はい、受診をお勧めします。見た目には問題がなくても、歯の根や神経、顎の骨に損傷があることがあります。レントゲン検査で確認することが大切です。また、受傷直後には問題がなくても、後から症状が出ることもあります。早めに受診して、状態を確認しておくことが安心につながります。
抜けた歯を持って行けば、必ず元に戻せますか?
残念ながら、必ず元に戻せるとは限りません。成功率は、抜けてからの時間、歯の保存状態、お子様の年齢などによって異なります。受傷後30分以内で、歯が適切に保存されている場合、成功率が高くなります。ただし、元に戻せたとしても、後日神経が死んでしまったり、歯根が吸収されたりすることもあります。それでも、適切に処置を受けることで、歯を保存できる可能性が高まりますので、すぐに受診してください。
乳歯が抜けました。どうすればよいですか?
乳歯が外傷で抜けた場合、元に戻すことはしない場合が多いです。下にある永久歯に悪影響を及ぼす可能性があるためです。抜けた乳歯を無理に元に戻そうとせず、清潔なガーゼで圧迫止血し、できるだけ早く歯科医院を受診してください。他の歯や歯茎に損傷がないか、永久歯に影響がないかを確認する必要があります。
外傷後、歯の色が変わってきました。大丈夫ですか?
歯の色が変わったということは、歯の神経が死んでしまった可能性があります。すぐに歯科医院を受診してください。神経が死ぬと、歯の根の先に膿が溜まることがあり、根管治療が必要になります。放置すると、周囲の骨や他の歯にも影響が出ることがあります。早めに処置を受けることが大切です。
スポーツをしていますが、歯を守る方法はありますか?
コンタクトスポーツ(ラグビー、アメリカンフットボール、格闘技など)や、転倒の危険があるスポーツ(スケートボード、自転車競技など)をされる場合には、マウスガードの使用をお勧めします。マウスガードは、歯や顎への衝撃を和らげ、外傷のリスクを大幅に減らすことができます。当院では、お子様に合わせたカスタムメイドのマウスガードを作製できます。市販のものに比べて、フィット感が良く、効果的に歯を守ることができます。